レーシックに対応
生老病死のすべてのステージを貫いて、人間まるごとをそのままとらえるのです。
西洋医学は、病というステージにおける方法論であり、人間をそっくりとらえるわけではありません。
ホリスティック医学は、場の医学として、生命場のエネルギーを向上させることに努めます。
しかも、私たちの内なる生命場は、皮層によって閉ざされたものではなく、外界の場につながっています。
時空を超えて広がる外界の場の一部として、内なる生命場は存在しているのです。
外界の場が内なる生命場に対して働きかける力は、意外に大きなものであることがわかってきました。
ですから、家庭の場、働く場、地域社会の場、医療の場など、身を委ねるそれぞれの場の持つエネルギーの高さが非常に大切です。
とくに、医療者の側は、患者さんのために少しでもエネルギーの高い医療の場を提供することを心がけなければならないでしょう。
また、当事者である自分自身の生命場のエネルギーを高め続けることによって、こうした外界の場のエネルギーも高められていきます。
病という状況にあるなしにかかわらず、日々生命のエネルギーを勝ち取っていくことが必要です。
ホリスティック医学では、人間だけを全的にとらえているのではありません。
人間を含めたこの世のすべてを総合してとらえ、その中で生きる人間の存在を考えながら医療を行っていこうとします。
その他医療関係者、研究者、一般の方々など幅広い領域の人たちが入会しています。
N医学協会では、基本理念としてビジョンとミッションを掲げています。
ビジョンとして、「人間、地球、生命まるごとの医療を目指します」としています。
そのためのミッションには、つぎの二項目をあげています。
生態系のゆたかな循環やつながりを尊重し、命の持続可能性を実現する健康モデルを追求します人間存在の多様性やバランスを深く理解し、命の全体性を取り戻す医療モデルを実現します。
人体の内部の場だけをみていたのでは、人間をまるごとみていることにはならないのです。
外界の場との関連で人間をみていかなくてはなりません。
体内の場をみながら、外界の場の中の存在として人間をとらえることができてはじめて、人間まるごとを扱うホリスティック医学といえるのではないでしょうか。
ホリスティック医学とは、具体的にはどのようなものでしょうか。
N医学協会がまとめたホリスティック医学の概念を引用します。
医療をホリスティックな視点でとらえる生き方ところが、現代医学はもっぱら身体性だけに注意を向け、精神性については真剣に取り上げようとせず、霊性についてはまったく無視しているというのです。
博士によると、霊性とは人間存在の非身体的、非物質的な側面にかかわる一部分で、エネルギーや本質といった体が崩壊したのちも存在するものだとしています。
つまり、霊性は命や生命であり、場のポテンシャル・エネルギーなのです。
場のポテンシャル・エネルギーそのものであったり、それを自らの力で回復しようという場に備わった能力が自然治癒力です。
ホリスティック医学では、生命が本来自らのものとして持っている自然治癒力を癒しの原点におき、この自然治癒力を高め、増強することを治療の基本とします。
ホリスティックな健康観とは、人間を体、心、気、霊性などの有機的総合体ととらえ、社会、自然、宇宙との調和にもとづく包括的で全体的な健康観です。
統合医学のA博士は、人間は身体性、精神性、霊性の三つの要素からなるといっています。
空間のあるところ場があり、場があるところ自然治癒力があるのであり、自然治癒力は生命体に限ったものではありません。
家庭、職場、地域社会、自然環境、地球、宇宙それぞれに自然治癒力はあります。
虚空いっぱいに自然治癒力は満ち満ちています。
病気を癒す中心は患者さん自身であり、治療者はあくまで援助者です。
患者さん自身がライフスタイルを改善し、自ら癒す姿勢が治療の基本になります。
ホリスティック医学には、「修理工をやめて庭師になろう」というスローガンがあります。
機械を修理するようにして患者さんに向かうのではなく、木や草花に語りかけるようにして患者さんにからんでいこうということを意味しています。
庭師は、一本一本の樹木の枝ぶりや葉の付き方をみながら手を入れていきます。
そうしたように、医療者も患者さん一人ひとりと、心も生命もひっくるめて全人的に対していこうということです。
ホリスティックな視点で主体的に医療をとらえていく患者さんは、病気を自分への警告としてとらえ、人生のプロセスの中で病気をたえず気づきの契機とすることが大切です。
そして、より高い自己成長、自己実現をめざしていくようにしましょう。
病気を否定すべきものとしてとらえたり、治ればそれで終わりとするのではなく、自分への警告の意味に気づくことが大切です。
病気をきっかけとして、自分というものを成長させていくようにするべきです。
そうした病気観を持つようにしましょう。
自然治癒力を癒しの原点におくということは、生命場の持つ秩序立てるパワーに立脚するようなあり方、生き方がよいでしょう。
患者さんと医師が分離していないような場、つまり、ホリスティック医学は場の医学、生命場をみる医学ということです。
場の医学であるからには、場のからみが重要になります。
場のからみとは、患者さんと医師など人と人との場、人と自然物との場、人と物との場といったすべてのからみです。
私たちのまわりのものとうまくつながり合って、全体としての調和を取り戻すことが必要です。
それが自然治癒力を高め、病気を癒す原動力になるのです。
整合性のある場、調和的な場を「コヒーレント」な場と呼ぶことができます。
コヒーレントな場では、医療をホリスティックな視点でとらえる生き方医師が一方的に患者さんを見下ろすようなことのない場ということになります。
体の中で正常な細胞同士は、お互いにそれぞれ連絡を取り合い、つながりの中で場を形成しています。
ところが、がん細胞のあり方というのは、こうしたコヒーレントな状態とはまったく反対です。
ほかの正常な細胞と共通の場を持とうとせず、全体の場などということは考えません。
人間は、がん細胞のような生き方をしてはならないでしょう。
目を転じると、世の中は、いくつもの層の場から成り立っていて、順により高位の場に含まれています。
それぞれの場には、それぞれに生命としてのエネルギーがあり、そのエネルギーを回復する能力である自然治癒力が備わっています。
場の医学であるホリスティック医学は、これらの層のうち人間の場のレベルに基点をおいて、上下に果てしなく広がっていく概念です。
下方は臓器の場から組織、細胞、遺伝子、分子、原子、素粒子へと、上方は地域社会の場から自然環境、地球、宇宙、虚空へと、場が広がっていくわけです。
大は虚空から小は素粒子まで、すべての場をひとまとめにして対象としていこうとするのが、未来の医学体系をめざしているホリスティック医学です。
日本では、ホリスティック医学を実施しようとする医療機関の数は限られています。
しかし、ホリスティック医学の考え方やホリスティックな姿勢を備えた医師や医療機関は数多く存在しています。
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